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INTERVIEW:土屋鞄のランドセルづくり | 丈夫さ

6年先も、丈夫で美しく。
だから、素材、色、形、つくり、
ランドセルをつくる一つひとつの要素にこだわりました。

つぶれにくいイチョウマチ。
元気いっぱい使ってほしいから

強度と見た目の美しさを考えてたどり着いた、イチョウの葉の形をしたマチ(側面)。 強い力がかかっても、折れ曲がるのを防ぐ形です。 フォルムになめらかな曲線を取り入れたり、 ふっくらとしたふくらみを持たせたりすることで、優しい横顔に仕上げました。
芯材は、軽くてしなやかなプラスチックとスポンジの二層構造。 スポンジには、革にプラスチックが直接当たって傷つけるのを保護する役割や、 芯材部分にふくらみを持たせて立体的な表情をつくる役割があります。

ひと手間の積み重ねが、
丈夫さにつながるように。

特に負担のかかる肩ベルトの付け根には、手縫いを加えて丈夫に。 革は硬くて厚いので、太い針と太い糸を使って、一針一針、力を込めて縫い上げます。 糸にはロウをつけて、強度をアップ。切れたりほつれたりさせないための技です。

ベルト通しは伸びや破れを防ぐため、革を折り返して二重にし、縁を綴って強くします。『細かな部分を大切に』が職人たちの信条です。

丈夫さと美しさを兼ね備えた
「菊寄せ」は、職人のこだわり

擦れやすいランドセルの底の角は、角当てでくるんで補強。 「菊寄せ」と呼ばれる技法でひだを重ね、その上からミシンをかけていきます。 角当てはカーブにきちんと沿っているか、ひだは左右対称か。 菊の花びらのように細かく、美しく仕上げるため、手先に神経を集中させます。